手塚治虫

ふるたち

2006年11月05日 22:23



偶然NHKスペシャルの「ラストメッセージ」を見ました。

手塚治虫は、自らの悲惨な戦争体験と医学生の時、人間の死を見つめた経験から、子どもたちに生涯を通して「いのちの大切さ」を訴え続けました。


膨大な仕事量に追われながらも子どもへ向けた講演会を繰り返し行っていきましたが、ガンで亡くなる3か月前に行われた最後の講演での姿を記録した貴重な映像を今回入手したそうです。


映像の中で、手塚は自らの戦争体験を語り、「鉄腕アトム」や「ブラックジャック」「火の鳥」を即興で描いて作品に込められた思いをぶつけました。


そこには、我が身を削りあらん限りの声を振り絞って「生命の尊厳」について語る人間・手塚治虫の最後の姿がありました。


『宇宙の中のちっぽけな星に何十億もの人間が住み、無数の生物が同棲している。


脆い地球でお互い争い自分たちのことだけしか考えない、そんな未来はいらない。


人間を愛し、生き物すべてを愛するような子どもに是非なってほしい』・・・・・・・・


番組では、最後の3か月間の姿と、生涯かけて残した作品群とを行き来し、今も圧倒的影響力を与え続けている「手塚ワールド」=「いのちのメッセージ」をみつめていました。



メッセージは
子供は未来人

再放送をチェックしてみてください。

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